ドメインとは

会社にとって社名(商号、屋号、等)は、業態を表現できる、いいイメージを持ってもらえる、場所が想定できるなど、大変重要である。

インターネットにも社名(商号)がある。「ドメイン名」である。「ドメイン」は世界的に管理されている公的な登録事項である。早い者勝ちで誰でも登録出来(例外あり)、同じドメインは存在しない。 ドメインが取得出来た場合、それは世界にたった一つの貴重なドメインとなる。

早い者勝ちのため、自分の会社名でドメインを取得したいと思っても、すでに誰かに取得されていると、希望のドメインは利用出来ない。

ドメインの重要な役割

現在では、ドメイン名はブランド名と同じくらい重要な役割を果たす時代になってきた。 人を引き付けるような、シンプルで短い(そして利用可能な)ドメイン名が理想である。

覚えやすいこと
直感的にタイプできること
かつ印象的
自社のブランドをきちんと反映していること

強いインパクトがあり、 自分自身をブランドとしてきちんと反映出来る事を、ドメイン取得時に強く意識しておくべきである。

最適な独自ドメイン

ドメインは使い分ける。

ブランディングする対象が、企業なのか、商品やサービスなのか、キャンペーンなのかなどによって最適なドメインは違ってくる。

一般的に企業の場合は「co.jp」を取得する。現在「.co.jp」は、法人登記(非営利法人でない)している会社が、1社1ドメインだけ登録できる、非常に信頼性が高いドメインとして定着している。

また「.jp」は、いくつでも取得することが出来、汎用性が高い為、商品やキャンペーンなどにも使用されている。

最近スマートフォンサイトが増えているが、「.mobi」はモバイル専用のドメインである。

また、日本では2014年7月から一般公開されたgTLDの「.tokyo」がCM等でも話題になっているが、同時期に「.cool」「.club」「.expert」などgTLD自体に意味を持つものが出てきているのでドメイン取得時には検討したい。

本サイトの「branding.technology」もトップレベルドメインがテクノロジーであり、「ブランディング・テクノロジー」に関するサイトとして非常にわかりやすいものとなっている。

※gTLD=Generic Top Level Domain(ジェネリック・トップレベルドメイン)

分野別トップレベルドメインの略であり、世界のどこからでも登録することが可能。
com / net / org / info / biz などと同列のドメインである。
登録は定められたガイドラインがあり、適格性の証明などが必要とされる場合もある。
ブランディングに際して、ドメインの重要性は非常に高い。短くてインパクトがあり、ブランドにかける思いがドメイン全体に凝縮されていることが望ましい。

独自ドメインのメリット

・ 思うがままの好きな単語を使える
・ SEOに(検索エンジン最適化)に効果的
・ ブランディングに効果的
・ イメージアップに繋がり、信頼が得られる
・ 独自のメールアドレスが持てる

ブランディングは企業価値を向上させることであった。それを実現するための独自ドメインの存在はとても大きい。


リスクヘッジはドメイン管理から

ドメインには会社名と同じ重要度がある。

しっかりした管理は当然であるが、期限切れを起こしたり、他社に同様なドメインを取得されたり、あるいは似たドメインで公序良俗に反するサイトが開設されたりなど、ブランディングにおけるリスクヘッジは重要。ドメイン管理における問題点をしっかりと見極めて支障のないようにしておく必要がある。

ブランディングに耐え得るドメイン。

ブランディングに耐え得るドメインを取得してサイトを開設する事により、中小零細企業と言えどもインターネット上では大企業と同等に、全く遜色なく戦うことが出来る。

ウェブサイトは世界中に発信出来る広報・販促ツールであり、貴重なブランディングツールである。いかに有効なインパクトのあるドメインを使うのかなどのドメイン戦略を十分に練り、期限切れや、取得を他社に先んじられる事など無いようにリスク管理をしっかりと行うべきである。